四日市みなとまちづくりプラン〔基本構想〕の公表について
令和3年11月1日に「第5回 四日市みなとまちづくり協議会(会長 四日市商工会議所会頭 種橋潤治)」を開催し、「四日市みなとまちづくりプラン(基本構想)」を策定しましたので次の通り公開いたします。
四日市港は1899年の開港以来、産業構造の変化や企業活動のグローバル化等に対応しながら中部圏を代表する国際拠点港湾として発展を続け、背後圏に立地する様々な産業を支える港として大きな役割を果たしています。
特に近年は、霞ケ浦地区において輸送船舶の大型化や取扱貨物の多様化、コンテナ化への対応を進めていることに加え、周辺道路の整備も進んでいることから、取り扱う貨物量は順調に推移しており、同地区が物流の中心となりつつあります。
一方、四日市港発祥の地である四日市地区は、国指定重要文化財である「潮吹き防波堤」や国内唯一となる現役の鉄道可動橋である「末広橋梁」、レトロな雰囲気を残す千歳運河など歴史的資源があり、中心市街地から比較的近くに位置していることから、従来の物流機能に加え、市民・県民が憩い、賑わう交流拠点としての活用が求められています。
そうしたなか、四日市商工会議所並びに四日市港利用促進協議会が呼びかけ人となり、令和2年6月に官民一体となって「四日市みなとまちづくり協議会」を設立し、四日市地区の活性化に向けた将来像を描く「みなとまちづくりプラン(基本構想編)」の策定に着手いたしました。
当プランでは、四日市地区の将来像として「モノ・ヒトがともに集う 出会い・憩い・賑わいのみなとまち ~新たなよっかいち庭浦~」を掲げ、千歳運河の賑わい創出プロジェクトや第1埠頭周辺整備プロジェクトをはじめとする6つのプロジェクトと2つの継続的な取り組みをとりまとめています。
今後、このプランを実現していくためには、県民市民、企業、行政等の多様な主体が連携・協働しながら、段階的、継続的な取り組みを進めていく必要があります。当協議会といたしましてもプラン推進に向けた更なる検討を行うとともに、様々な活動を通じて機運醸成を図りながらプランの実現を目指してまいります。
四日市みなとまちづくり協議会
会長 種橋 潤治
将来イメージ | |
千歳運河 現状をもとに作成 | 第1埠頭 現状をもとに作成 |
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