経営実態及び課題把握にかかるアンケート調査結果概要の公開について
四日市商工会議所では、新型コロナウイルス感染症拡大による経営環境の変化に対応した事業展開および経営支援の実施を目的として、
売上への影響や現在直面している経営課題等についてアンケート調査を実施致しました。
調査期間には会員の皆様からご回答の協力誠にありがとうございました。
以下の通りご報告致します。
実施調査概要
- 調査目的 新型コロナウイルス感染症拡大による経営環境の変化に対応した事業展開および経営支援の実施
- 調査期間 令和3年11月26日(金)~令和3年12月28日(火)
- 調査対象 当所会員事業所のうち中小企業 3,254件
- 回答数・回答率 1,074件(33.0%)
調査結果概要(報告書参照)
- 3年前(新型コロナウイルス感染拡大以前)と比較した売上高、経常利益については、『減少』と回答した割合が高く、特に小規模企業者は『減少』と回答した割合が5割を上回る等顕著であった。
- 経営課題については、「人材の確保や教育・育成」と「営業や事業の拡大・強化」を課題と回答した割合が高く、特に中小企業者においては、「人材の確保や教育・育成」を挙げる事業者が顕著であった。
- 業務のデジタル化(IT化、DX等)については、小規模企業者、中小企業者とも「どちらかといえばできていない」「ほとんどできていない」を合わせると約7割が進んでいないという結果であった。
- 災害やパンデミック(感染爆発)発生時の事業継続に対する対策について、特に小規模事業者において「取り組みたいが取り組めていない」との回答が5割を占める結果となった。
- 事業承継について、法人では5割以上が事業承継を予定している一方、個人事業主の6割以上が事業承継の予定がないと回答した。
以上の結果を踏まえ、令和4年度における当所の事業を以下の通り実施する予定である。
調査結果に対応した当所の事業
- 人材育成に関しては、当所でのセミナーだけではなく、中小企業大学校やシンクタンクの実施する講座の受講料補助など会員事業者の人材育成支援策を展開する。
- デジタル化、DXの推進については、プログラミング経験がなくても業務アプリケーション開発ができる体験会・勉強会の開催やSNSを活用した販路開拓の手法の紹介等の事業を積極的に実施していく。
- 災害やパンデミック対策については、国の「事業継続力強化計画の策定」を支援する。
- 事業承継については、県の「事業引き継ぎ支援センター」等と協力し、円滑な事業承継に向け支援していく。
経営実態及び課題把握にかかるアンケート調査結果概要 (PDFファイル)
なお、より詳細なアンケート調査結果の報告は、追って当ホームページ内にて行います。
お問い合わせ
四日市商工会議所 経営支援課 西井・川谷・井田 TEL: 059-352-8290