本市は、商工業によって栄えてきた都市であり、特に中心市街地は、戦災復興や西浦土地区画整理事業等によって都市基盤が整理され、また、魅力的な商業空間の形成に向けた拠点施設の整備が進められ、公共公益施設・業務施設等も立地した県下最大の商業集積地域となっている。
しかしながら、近年の消費者ニーズの個性化、多様化、周辺都市の商業環境の整備、規制緩和による大型店の郊外への出店等により、中心市街地へ人を呼び込む吸引力が低下しつつあり、その結果、中心市街地における人口の減少、来街者が、住む場所、働く場所、買い物をする場所、楽しむ場所としての機能や魅力を取り戻すためには、これまでに蓄積されている都市基盤や歴史・文化などの既存ストックを活用し、質を高め、付加価値を高めていくことが重要であり、それとともに、商業地においては、従来からの「物を売る」だけの商店街から脱却し、『コミュニケーション』や、『歴史・文化』といったサービスを提供する商店街への転換を図り、賑わいと活気を取り戻すことが必要である。このような課題を踏まえて、中心市街地における来街者と居住者を増やすため、中心市街地活性化法に基づく『四日市市中心市街地活性化基本計画』を策定し、市民・事業者等との連携の下に諸事業の推進につとめている。
昭和60年 | 昭和63年 | 平成3年 | 平成6年 | 平成9年 | 平成11年 | 平成14年 | 平成16年 | 平成19年 | |
商店数 (市全体) |
4,736 | 4,747 | 4,922 | 4,639 | 4,294 | 4,360 | 3,855 | 3,588 | 3,484 |
従業員数 (市全体)(人) |
25,273 | 27,893 | 27,871 | 30,093 | 28,237 | 32,934 | 29,632 | 27,400 | 27,532 |
年間商品販売額 (市全体)(億円) |
8,837 | 9,434 | 12,222 | 10,890 | 10,642 | 11,447 | 9,869 | 9,931 | 11,288 |
商業統計調査 四日市の卸売・小売業
※平成22年3月31日現在において、平成19年度調査が最新版になります。